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全国川のシンポジウム~淀川からの発信~に参加して

 11月2~3日に、「全国川のシンポジウム~淀川からの発信~」が開催されました。
 その様子を下記の新聞記事が詳細に書いてくれています。
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20081108ddlk26040692000c.html

 上記シンポジウムが、京都府、滋賀県の各知事や、道州制ビジョン懇談会座長江口克彦氏の出演を得、500人以上の参加者を得て開催されるのを見ますと、川・水をめぐって、国と地方が遊離していると感じました。

 11月8日付の新聞によりますと、滋賀・京都・大阪の3府県知事は大戸川ダムの建設凍結を共同で国に求める意向を固めたようです。
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20081109-OYO1T00159.htm?from=top

 シンポジウムや、枚方での河川整備の経過から感じたことを上記の新聞記事も参考にして列挙します。
1,淀川流域委員会発足当時の意気込み
 00年当時淀川工事事務所所長だった宮本博司氏は、淀川流域委員会に際して、改正河川法の趣旨に沿い、次の原則で望んだといいます。
「▽情報の公開と発信の徹底
▽オープンな場での準備会議委員による委員選定
▽事務局の河川管理者からの独立--を実現し、「住民の不信感を払拭(ふっしょく)する」「行政にお墨付きを与える委員会にしない」」(上記記事)
 要するに官製の委員会にしないということだったようです。

2,河川整備の考え方の違い
「1・2次の委員の今本博健・京都大名誉教授(河川工学)が、洪水をダムなどで河川に閉じ込めようとする旧来の治水には
(1)対象を超える洪水に対応しきれず壊滅的被害になる恐れが大きい「根幹的欠陥」
(2)ダムが社会および自然環境に重大な影響を及ぼす「致命的欠陥」
(3)急峻(きゅうしゅん)な地形や脆弱(ぜいじゃく)な地質でダム建設の適地が少ない「構造的欠陥」があると指摘。」(上記記事)

3,淀川河川整備の経過
 楠葉の古老に聞いた話では、「明治18年、水害があって、天井裏まで水が来た。門長屋のところに、水あとがついていた。地面から約2mぐらいだったと思う。」という大災害がありました。当時は石積みの上に段倉があって、コメなど貴重なものは守られ、また居宅の屋根には舟が備えられていて、災害時の生活に役立っていたようです。

 「当時はデ・レーケの指導による「低水工事」で、河床を掘削し、船運にも対応し、水の流下能力を増やそうとするものでした。•明治29年に本格的な淀川改修工事始まりました。。それまでのオランダ式低水工事から、日本技術者による高水工事が中心となりました。」(郷土枚方の歴史より)
 このころから、河川整備の考え方が変わったのだと思います。

「大正6年(1917)10月1日、対岸大冠村大塚の淀川堤防決壊。天野川・船橋川決壊。牧野村一帯浸水。大正8年から淀川改修増補工事。昭和7年完成。」(郷土枚方の歴史より)

 「昭和25年頃(ジェーン台風)、樋之上のところで、堤防が切れそうになった。自衛隊(当時は警察予備隊)が来て、切れるのを止めてくれた。昭和42年の洪水の時は、手が洗えるくらい堤防のすぐ下まで水が来ていたが、堤防は切れなかった。天ヶ瀬ダムや、木津川高山ダムが出来て、コントロールされているからと思う。」(楠葉の古老の話)
 ジェーン台風並の大雨には、これまでのダム整備、河川整備が効果を発揮し、大きな災害につながらなかったと思います。

4,これ以上の大雨が来た時にどうするか
一つは、ダムを建設してピークカットをする。
一つは、霞堤、遊水池で流域で備える。耐越水堤防の強化。内水の保水機能を強化する。
の方法があり、これが議論の分かれるところです。

 ダム建設方式は、現状では計画高水位より17cm上回るところ、大戸川と天ヶ瀬ダム再開発によって、19cm下げ、計画高水位より2cm下げることが出来るというもの。流域委員会では、これは、誤差の範囲内で、堤防の余裕高で収められるべきものとしています。その効果に対して、事業費、環境破壊、水没地の人家などの移転の犠牲があまりに大きく、整備を中止すべきとしています。

 流域で備える方式は、いずれの場合にも、必要な対策で、今までも行われてきましたが、遊水池が地元に知られていない場合が多く、ハザードマップなどで公開して、土地利用規制と併せて実施する必要があると思います。

 みなさんは、どのように思われますか?            (TKAM)
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tag : 淀川流域 大戸川ダム

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