「京大工学生はゆとり世代から
学力低下」という記事が、NBOnlineにありました。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20080825/168719/「京都大学・大嶌幸一郎工学部長に聞く」ということで、
○自分の授業では従来1割程度が単位を落としていました。ところが、現在の3年生から急に4割ほどの学生が単位を落とすようになりました。有機化学の授業で工学生にとって特別に難しいことを教えているわけではありません。2つの薬品を混ぜ合わせたらどうなるかといったことです。同じように授業をし、同じように試験をしていたのに、明らかに従来と違っている。
○思い当たる理由は「
ゆとり教育」。2006年度に入学した学生は、
ゆとり教育が本格導入された第1世代。
とのこと。
ここでいう意味は、
ゆとり教育が高校生については、2003年時点の第1学年から適用され、1987年4月2日生まれの人からを第1
ゆとり教育世代と呼ぶらしい。丁度いま、大学の3年生になっています。
こういう現状があるにせよ、今の大学3年生といえば、20才になっているわけだから、教えて「くれなかった」とか、言っている場合ではない。自分はどういう方面に進みたいか、何をやりたいか、を真剣に考え、それを調べるために、勉強し、調査し、やってみるなどして、早く気づかないといけない。
しかし本当は、大学に進むまでに、
進路を決めるべきです。「この程度だから、この大学に」というような判断ではなく、自分はこれをやりたい、ということに気付く必要があります。
ゆとり教育も悪くはないと思いますが、高校の生徒に、自分の
進路を真剣に考えさせる、そのために勉強させるということが、必要だと思います。 TKAM
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